HAIR CARE JOURNAL

香草カラーは普通の白髪染めと何が違う?向いている方・向いていない方

香草カラーのパウダーと道具を自然光で撮影したイメージ写真

「白髪は染めたいけれど、これまでと同じカラーを続けてよいか不安」

「香草カラーなら、頭皮や髪にまったく負担がないの?」

「暗くなると聞いたけれど、どのくらい色を選べる?」

大阪・茨木市で大人の髪を担当していると、白髪染めの頻度が増えた方から、このようなご相談をいただきます。

香草カラーは、白髪を染めながら髪のハリや質感を大切にしたい方にとって、有力な選択肢の一つです。

ただし、「香草」という名前だけで、完全に自然なもの、誰にでも刺激がないものと考えるのは適切ではありません。

大切なのは、名前の印象ではなく、どのようなタイプのカラーを使い、自分が希望する明るさや色に合っているかを確認することです。

香草カラーは一種類ではありません

香草カラーには、目的や染まり方が異なる複数のタイプがあります。

植物成分や毛髪補修成分を配合したパウダー状のカラーという共通点はありますが、すべてが同じ仕組みではありません。

白髪をしっかり染めることを目的としたタイプ、既に染めている髪へ色味を補うタイプ、酸化染料を使わず植物由来の染料を中心に染めるタイプなどがあります。

そのため、香草カラーという言葉だけで、次のことを一律に判断することはできません。

  • 白髪がどの程度染まるか
  • 黒い髪を明るくできるか
  • どのくらい色を選べるか
  • 染料に対するアレルギーの心配があるか
  • 過去のカラー部分へどのように発色するか

僕は、現在の白髪の割合、希望する明るさ、これまで使用したカラー、頭皮の状態を確認してから、どの方法が合うかを考えます。

一般的なアルカリカラーとの違い

一般的なアルカリカラーは、髪を明るくしながら色を入れられるため、明るさや色味の幅をつくりやすい施術です。

一方、僕が白髪染めに使用する香草カラーには、1剤がノンアルカリで、水と混ぜて使用するタイプがあります。

髪を明るくする力を大きく使わず、白髪や既に染めた部分へ色を入れることを中心に考えるため、繰り返すカラーの負担に配慮しやすいことが特徴です。

ただし、暗い地毛を大きく明るくしたい場合や、透明感のある明るいデザインカラーを希望する場合には、香草カラーだけでは対応しにくいことがあります。

「負担に配慮できること」と「どんな色にもできること」は同じではありません。

今の髪を守りたいのか、明るさを変えたいのか、白髪をどの程度なじませたいのか。優先することを整理して選ぶ必要があります。

植物成分入りでも、刺激がゼロとは限りません

香草カラーには植物成分が配合されていますが、植物成分が入っていることだけで、アレルギーが起きないとは言えません。

また、医薬部外品の染毛剤に分類されるタイプでは、白髪を染めるための染料が使われています。

過去にヘアカラーでかゆみ、赤み、腫れ、息苦しさなどが出たことがある方は、「香草カラーなら大丈夫」と自己判断せず、必ず事前にお伝えください。

初めて使用する場合や、体調・体質が変化している場合には、製品の説明に従ったパッチテストが必要です。

頭皮に湿疹、傷、強いかゆみがあるときは、カラーを急がず、必要に応じて皮膚科へ相談していただくこともあります。

香草カラーが向いている可能性がある方

次のような方は、香草カラーを選択肢に入れやすいと考えています。

  • 白髪染めを定期的に続けている
  • 明るさを大きく変えるより、落ち着いた色と艶を大切にしたい
  • 毛先には既に十分な明るさがあり、これ以上明るくする必要がない
  • 年齢とともに髪の細さやハリの低下が気になっている
  • 縮毛矯正と白髪染めを両立するため、カラーの負担を見直したい
  • 根元と毛先でカラーの方法を分けたい

特に、縮毛矯正を続けている髪では、カラーと矯正を別々に考えないことが大切です。

根元の白髪を染めるために毎回毛先まで同じカラーを重ねると、必要のない部分へ負担を増やすことがあります。

新しく伸びた根元、過去に染めた中間、縮毛矯正をしている毛先。それぞれの状態を見て、塗る範囲と方法を分けます。

香草カラー以外が向いている場合

香草カラーは、すべての希望に合う万能なカラーではありません。

次のような場合は、別の方法を含めて考えます。

  • 地毛を大きく明るくしたい
  • ハイライトなど、明度差のあるデザインを希望している
  • 鮮やかな色をはっきり表現したい
  • 過去の暗いカラーを明るく戻したい
  • 染毛剤でアレルギー症状が出たことがある
  • 頭皮に炎症や傷がある

アレルギー歴や頭皮の状態によっては、香草カラー以外の染め方を選べばよいという単純な話ではなく、染毛そのものを控える必要がある場合もあります。

できることだけでなく、今回は避けた方がよいことをお伝えするのも、長く髪を担当するうえで大切だと考えています。

白髪染めは、今後の髪まで考えて選ぶ

白髪染めは一度で終わる施術ではありません。

数週間から数か月ごとに繰り返すからこそ、その日の色だけでなく、半年後、一年後の髪の状態まで考える必要があります。

僕は、香草カラー、一般的なカラー、髪質改善、縮毛矯正を別々のメニューとして考えません。

白髪の量、希望する明るさ、髪の太さ、過去の施術、今後したい髪型を整理して、必要な方法を組み合わせます。

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白髪染めを長期的な髪の設計として考える方針は、メニュー・料金でもご覧いただけます。

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